プロ野球のクライマックスシリーズについて、様々な議論が飛び交っていますが今回は現時点で導入されているルールや浮上している問題について解説していきます。
プロ野球のシーズンも終わりが近づいているのでぜひこの機会にルールを理解してさらに楽しめるようになれると幸いです。
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CSはリーグ上位3チームが日本シリーズ出場を争う仕組み。
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1位チームは「1勝分のアドバンテージ」を持って有利に戦える。
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セカンドステージは最大6試合で、先に4勝したチームが進出。
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2位や3位から下剋上で日本一になった例もあり、制度には賛否がある。
クライマックスシリーズとは?
クライマックスシリーズとは、シリーズを通して上位3チームがリーグでの一位を決めるために戦うシリーズのことです。
一位を決めることで、日本シリーズへ進出することができます。レギュラーシーズンで一位になるとアドバンテージが獲得できるためクライマックスシリーズを有利に戦うことができます。
ファーストステージとセカンドステージに分かれておりシーズンの2位と3位のチームが先にファーストステージを戦うことになります。
ファーストステージを勝ち抜くと1位のチームへの挑戦権のようなものを得ることができます。3戦して2勝したチームがセカンドステージへ進みます。
※1勝1敗1分の場合はシーズン2位のチームがセカンドステージへ進出することになります。
アドバンテージとは?
アドバンテージとは、シーズン1位のチームにのみ与えられる特権で先に一勝している状態からセカンドステージが始まります。
6試合で先に4勝することで日本シリーズへと進出することができます。
リーグの優勝チーム対(ファーストステージの勝者)で対戦することになり、アドバンテージがシーズンの優勝チームに付与されるため、
シーズンの優勝チームは3勝で日本シリーズへと進めることになります。
つまりシーズンを優勝することで、日本シリーズへ進むのがより簡易的になるような仕組みになります。
過去の下剋上はある?
過去にシーズンは優勝できなかったものの、ステージを勝ち抜いて日本一になったチームを紹介します。
2007年 中日(リーグ2位)
2010年 千葉ロッテ(リーグ3位)
2018年 福岡ソフトバンク(リーグ2位)
2019年 福岡ソフトバンク(リーグ2位)
※パリーグ.com参照
いくら優勝チームが有利とはいえ、最後に勝つチームもコンスタントに出ていますね。
しかしこのルールを問題視する声も少なくはないです。
クライマックスシリーズのアドバンテージとは?仕組みと勝敗への影響:総括
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クライマックスシリーズ(CS)はリーグ上位3チームが日本シリーズ出場権を争う仕組み。
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2位と3位がファーストステージを戦い、勝者が1位チームとセカンドステージで対戦する。
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ファーストステージは3試合制で、先に2勝したチームが勝ち抜ける。
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引き分けを含む場合はシーズン2位チームが優先的に進出する。
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レギュラーシーズン1位チームには「アドバンテージ」が与えられる。
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アドバンテージは1勝した状態からセカンドステージを始められる特典。
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セカンドステージは最大6試合で、先に4勝したチームが日本シリーズ進出。
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1位チームはアドバンテージ込みで実質3勝すれば進出できる。
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過去には下剋上で2位や3位のチームが日本一になった例もある。
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この制度には有利さを評価する声と、不公平だとする批判の両方が存在する。